自治体における会計年度任用職員の割合
定数管理の名のもとに常勤職員が削減されていますが、会計年度任用職員の数は、増えているように感じます。
会計年度任用職員は定数管理の際、職員数に計上されないので、退職不補充等で常勤職員を目標値まで削減し、代わりに会計年度任用職員を任用して運営しているところも多いのでは?
今回は、会計年度任用職員の配置を公表している文京区と大田区を調べてみました。
2区を比較しただけでも面白い結果になりました。
結果は以下のとおり!!
最初は、文京区
文京区の方、グラフの色が渋い色味ですみません!
会計年度任用職員の占める割合がエグい結果になりました!笑
ほぼ2人に1人が会計年度任用職員です!
言い換えると、隣の人は、会計年度任用職員!
さらに言い換えると、テニスのシングルの相手が会計年度任用職員!笑
技能系、福祉系、その他の割合が常勤職員の数よりも多いのですね。
常勤職員への負担増が気になります。
超過勤務手当の調査でちょっと確認してみましょう。
お次は、大田区
こちらは、過渡期なのでしょうか。文京区ほど会計年度任用職員の割合が多くはないですね!
大田区は、4人に1人が会計年度任用職員です!!
言い換えると、テニスでダブルスしようとしたら一人が会計年度任用職員です!
さらに言い換えると、スマブラをやる時、一人が会計年度任用職員です!笑(スマブラって最大4人プレイですか?)
最後に2つの区の比較
割合が10%以上差があるところを黄色セルにしました!
仮説・調査の余地
大田区は、まだ過渡期で最終的には、文京区の割合に近づいていくのではないでしょうか。
文京区の福祉系、技能系、その他の職は、勤務時間が少ない職員を多数任用している可能性があります。
例えば、保育園で勤務時間2時間の人を大量に任用している等。
今回のように職員数で見た場合、圧倒的に多く見えるけど、勤務時間の合計数で見ると割合も違ってくる気がしていますね。
退職不補充で常勤職員の削減をしていると思うので、各区の年齢構成も気になるところです。
【東京都・特別区(東京23区)】会計年度任用職員募集一覧(23区中心)
まとめ
- 文京区の2人に1人が会計年度任用職員
- 文京区は、すでに技能系、福祉系、その他で常勤職員よりも会計年度任用職員の方が多い。
- 大田区の4人に1人が会計年度任用職員